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家でじっとしていても体調は良くならない


こんにちは!スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。

 

私たちスモールジムフレアーが掲げている理念の一つに「要介護の人を減らすこと」があります。誰もが、歳を重ねても自分の足で歩き、元気に日常生活を楽しめること。それが私たちの目指す社会です。

 

そのために、特にお伝えしたいのが「50代までに運動習慣を身につけることの大切さ」です。健康的な老後を迎えたいと考えるなら、50代はまさにその準備を始めるべきタイミングだと思っています。

 

多くの方の体の変化は、こんな流れで進んでいきます。

  • 50代:筋力の衰え、姿勢の崩れ、関節の違和感などを自覚し始めるものの、まだ行動には移さない人が多い

  • 60代:動きづらさや疲れやすさが日常生活に影響し始める

  • 70代:病院や治療院に通う機会が増える

  • 80代:介護が必要になるリスクが高まる

この流れは、実際に多くの方を見てきた中で感じている現実です。そして、運動から遠ざかる期間が長くなるほど、「また運動を始めよう」という気持ちになるのが難しくなっていきます。

 

ですが、フレアーには70代の方も、そして最年長では83歳の方も通ってくださっています。皆さん「自分の体のために」と、毎週ジムに通って運動を継続しているんです。本当に素晴らしいことだと思います。

 

年齢を重ねるごとに、「何か新しいことを始める」というのはどんどん難しくなります。だからこそ、まだ体に大きな不調が出る前の50代のうちに、運動習慣を持つことが非常に大切です。

 

よくある声として、

  • 「膝が痛いから運動できない」

  • 「腰に不安があるから無理」

  • 「忙しくて時間が取れない」

  • 「最近なんだか体調がすぐれなくて…」

といった理由で運動を避ける方がいます。しかし以前もお伝えしたように、多くの体の不調は運動不足が原因になっているケースが非常に多いのです。筋肉や柔軟性が不足し、血流も悪くなる。それが、痛みや疲れやすさとして現れてくるのです。

 

忙しいというのもよくわかります。ただ、正直言って「忙しくない人」はほとんどいません。フレアーに通われているメンバーさんの中にも、朝8時から17時まで仕事をして、夜は20時から24時まで別の仕事をして、休みは週に1日しかない方もいます。それでも「健康のために」と、たまに「めんどくさーい」と言いながら(笑)週に一度の運動を3年間続けていますよ。

 

誤解のないように言うと、「運動すればすべてが解決する」と言いたいわけではありません。ただ一つ確かなのは、「ずっと座っているだけ」「疲れて帰って寝るだけ」という生活スタイルのままでは、体は確実に衰えていきます。

 

痛みがあるからといって何もしないでじっとしていても、状態は改善されません。むしろ悪化していくことがほとんどです。

「運動」と聞くと、ハードな筋トレやジョギングをイメージされる方もいるかもしれませんが、決してそういった無理なことをする必要はありません。

 

疲れすぎない程度の運動や、全身を伸ばすストレッチを、週に1回・たった50分でも行うだけで、体は少しずつ変わっていきます。そして、その積み重ねが将来の自分自身の生活を大きく左右するのです。

 

今の行動が、10年後・20年後の「自分の元気」をつくっていきます。

 

「何歳になっても、自分の足でしっかり歩きたい」

 

「旅行にも行きたいし、孫と元気に遊びたい」

 

そう思うなら、50代のうちに小さな一歩を踏み出しましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後も皆さんの健康づくりをしっかりサポートしていきます。それでは、またジムでお会いしましょう!