こんにちは!スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。
昨日はダイエットに関する基本的なお話をしましたが、今日は「運動とダイエット」の関係についてお伝えしたいと思います。
ダイエットと聞くと、「とりあえず運動しなきゃ!」と考える方も多いかもしれません。確かに運動には、血流を良くしたり、カロリーを消費したり、ストレスを軽減するなど、さまざまな健康効果があります。しかし実は、「運動だけで痩せよう」とするのは、少しハードルが高い方法かもしれません。
例えば、食事の内容を変えずに運動だけで体重を減らす場合、一般的には週に2~3回、30分以上のジョギングなどの有酸素運動を継続的に行う必要があります。運動が好きで、時間や体力にも余裕がある方にとっては続けられるかもしれませんが、多くの方にとってこれは現実的ではありません。
仕事に家事に育児にと、毎日忙しく過ごしている方が多いですし、そもそも運動自体があまり好きではないという方も多いですよね。加えて、たとえ運動で一時的に体重が減ったとしても、それを維持するには運動を「ずっと続ける」必要が出てきます。これは、想像以上に難しいことです。
さらに、筋力や柔軟性が十分でない状態で急に運動を始めてしまうと、膝や腰などを痛めてしまうリスクもあります。特にジョギングは、体にかかる負荷も大きいため、注意が必要です。
こういった理由から、やはりダイエットの基本は「食事」にあると私は考えています。運動はあくまでも補助的な役割としてとらえ、まずは日々の食生活を見直すことが大切です。
では、どんなポイントを見直すべきか、以下のような観点でご自身の食習慣を振り返ってみてください。
■食事の量
→毎回、お腹が苦しくなるまで食べていませんか?「腹八分目」を意識するだけでも摂取カロリーは抑えられます。
■食事の質
→揚げ物、スナック菓子、スイーツ、脂身の多い肉(豚バラ肉など)を日常的に食べていませんか?高カロリーで脂肪分の多い食品は太りやすさの元になります。
■食事の頻度
→間食が習慣になっていませんか?ついつい口にしてしまうお菓子やジュースが、積み重なると大きなカロリーオーバーになります。
■食事のタイミング
→夕食後、さらにアイスやスナック菓子などを食べていませんか?夜遅くの食事は、体脂肪として蓄積されやすいので要注意です。
こうした「ちょっとした習慣」の積み重ねこそが、今の自分の身体をつくっているのです。
つまり、特別なことをする必要はなく、誰もが知っているような基本をきちんと継続していくことが、結局は一番の近道だと私は思います。
世の中には「○○制限ダイエット」や「○○するだけで痩せる」といった魅力的な言葉があふれていますが、一時的に結果が出たとしても、多くは継続が難しかったり、リバウンドにつながってしまったりします。
だからこそ、「基本を大切にすること」「無理なく続けられる習慣をつくること」が、健康的に痩せるための確実な方法です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!また次回も、皆さんの健康づくりに役立つ情報をお届けしますね。それではまた。
