こんにちは!スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。
昨日のミニセミナーでは「質の良い睡眠」についてお話ししましたね。今日はその続きとして、深い睡眠を妨げる要因について取り上げたいと思います。
まず、改めておさらいです。良質な睡眠、つまり“深い睡眠”を得るためには、体内でしっかりと「メラトニン」というホルモンが分泌されることが大切でした。メラトニンは、私たちが自然に眠くなるように体内時計を調整してくれる役割があります。
このメラトニンを増やすためには、以下のような習慣が効果的です。
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朝起きてから15時間前後に日光を目に入れる
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日中に太陽の光をしっかり浴びる
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たんぱく質を意識して摂る
これらの行動がメラトニンの分泌を助け、深い眠りへとつながっていくというわけです。
ところが、せっかくそうした良い習慣を取り入れていても、逆にメラトニンの分泌を妨げるような行動をしてしまうと、睡眠の質が下がってしまいます。今日はそんな“睡眠を邪魔してしまう行動”について、いくつかご紹介します。
◆ 寝る直前にスマホやパソコンを見る
スマートフォンやパソコンの画面から発せられる「ブルーライト」は、脳を覚醒させてしまう効果があります。この光を浴びることで、「今は昼間だ」と脳が勘違いしてしまい、メラトニンの分泌が抑制され、眠りにくくなってしまうのです。夜は照明もなるべく暖色系のやわらかいものにして、寝る1時間前にはスマホを見るのを控えるのがおすすめです。
◆ 朝から夜までずっと室内で過ごす
自然光に当たらないまま1日を過ごしてしまうと、体内時計がズレやすくなり、夜に自然と眠くなるリズムが作れません。天気が悪くても、カーテンを開けて外の光を感じることは大切です。外に出られない日でも、朝一番にベランダや玄関先で2〜3分光を浴びるだけでも効果があります。
このような“良くない習慣”が積み重なると、ただ睡眠の質が落ちるだけでなく、肩こり・腰痛・冷え・集中力の低下といった不調の原因にもなってしまいます。また睡眠の質が低下すると体重増加に繋がるとも言われますので、ダイエット中の方は注意が必要ですね!
運動や食事(栄養)に気を配っている方は増えてきましたが、「睡眠=休養」までしっかり意識して取り組んでいる方はまだ少ないように感じます。しかし、身体づくりにおいては「運動・栄養・休養」の三位一体が基本です。そして最近では、そこに「心(メンタル)」や「人とのつながり(社会的健康)」を加えた“五位一体”の健康観も注目されています。
心身ともに元気でいるためには、どれもバランスよく取り入れていくことが大切なんですね。
まずは今日の内容の中から、「これならできそう!」と思えることを一つでも良いので、実際の生活の中に取り入れてみてください。自分の身体を守るための第一歩は、日々の小さな習慣からです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
