こんにちは!スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。
日々、メンバーの皆さんからさまざまなご質問をいただきますが、中でも「睡眠」に関するご相談はとても多いですね。
健康を維持し、パフォーマンスを高めるためには、「運動」「栄養」「休養」、そして「心」「繋がり」という5つの要素が重要です。その中でも身体面でまず大切にしたいのは、運動・栄養・休養の三本柱。その中でも「休養」、特に睡眠は多くの人にとって課題になりやすく、改善の余地が大きい分野でもあります。
実際、睡眠だけをテーマにしても、5時間くらいのセミナーができるほど奥が深いものです(笑)。
起床時間、日中の活動内容、就寝前のルーティン、眠りに入る工夫、寝具の選び方、室内の温度管理、照明、空気の質…など、影響を与える要素が本当に多岐にわたります。
今回はその中でも、「睡眠中の環境設定」、特に夏場の寝室環境の整え方に焦点を当てて、お伝えしたいと思います。
■夏の睡眠環境で大切なポイント
特に暑い時期には、睡眠の質が大きく左右されがちです。
「寝苦しくて何度も目が覚めてしまう」
「エアコンを切ると暑いし、つけっぱなしだと体調が悪くなる気がする…」
という声もよく聞かれます。
しかし、結論から申し上げると、基本的にはエアコンはつけっぱなしがおすすめです。
具体的には、以下のようなポイントを意識してみてください:
● エアコンは朝までつけておく
睡眠中に室温が上がりすぎると、体温調節のために無意識に目が覚めてしまい、眠りが浅くなってしまいます。
また、室温が高すぎると、睡眠中でも熱中症のリスクがあるため、特に高温多湿な夜は注意が必要です。
● 温度設定は27~28℃前後が目安
冷やしすぎも体に負担をかけます。冷房の設定温度はやや高めの27~28℃程度が適温とされています。
暑がりな方でも、25~26℃を下回る設定は避け、身体への過度な冷却を防ぎましょう。
● 風が直接体に当たらないように調整
風向きの設定にも注意が必要です。直接体に風が当たると、寝冷えや筋肉のこわばりにつながることがあります。
風向は壁や天井に向け、部屋全体に優しく風が循環するように工夫しましょう。
● 空気清浄機も併用をおすすめ
見落としがちですが、空気の質も睡眠の質に大きく影響します。
私たちは毎晩6~8時間、同じ空間で呼吸をし続けています。特に閉め切った寝室では、ホコリやハウスダスト、花粉、カビなどがたまりやすく、それらが睡眠中の呼吸に影響を与える可能性があります。
空気清浄機をつけっぱなしにすることで、空気中の不要な物質を除去し、より快適な呼吸環境を整えることができます。特にアレルギー体質の方や、気管支が敏感な方には強くおすすめしたいポイントです。
■「快適な環境」づくりで眠りの質が変わる
睡眠の質を上げるためには、寝室の温度、湿度、空気の清浄さを意識することが基本となります。
たとえば、「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れない」という方は、室内環境が原因かもしれません。
睡眠は「ただ寝ればいい」というものではなく、「質の高い睡眠をとること」が大切です。深い眠りが得られるような環境を整えることは、翌日の活力や集中力にもつながります。
無理のない範囲で、少しずつでも環境を整えてみるだけで、睡眠の質は格段に変わる可能性があります。
「運動もして、食事にも気を使っているのに、なぜか体がだるい…」という方。もしかすると「睡眠環境」に原因があるかもしれません。ぜひ一度、ご自身の寝室を見直してみてください。
冷房の使い方、風の流れ、空気の状態など、ちょっとした工夫が、大きな変化につながるかもしれませんよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。またジムでお会いできるのを楽しみにしています!